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そこで、今回はネット上に存在する売上向上やコスト削減につながる最新のビッグデータの活用事例を集めてみました。ビッグデータに詳しい方は利用方法のいちアイディアとして、ビッグデータの内容を知らない方はどんなものなのかを理解するために、ご一読いただければと思います。 Tカードのビッグデータでできることとは?マーケティング施策一覧をダウンロード そもそもビッグデータとは? ビッグデータとは「事業の拡大に役立つ膨大なデータ」のことを指します。楽天やローソンなどの企業はこの膨大なデータを管理、分析して売上を上げたり、仕入れの最適化をおこなっています。 そもそもビッグデータとは?ビッグデータは今テクノロジーの進化によって注目されているビッグデータについて外資ITコンサルに相談できる【PR】最近は中小企業もビッグデータを活用事例1. ダイドードリンコ:アイトラッキング分析と 購買データの組み合わせで売上が前年比1.2%増消費者の視線を分析し、商品の配置を変更事例2. TRUE&CO:自分の体ににあったブラをオンライン購入できるシステムを開発事例3. スシロー:皿にICタグをとりつけ、レーンに流れる寿司の鮮度や売上状況を管理し売上向上事例4. GEO:王道的なビッグデータのクラスタリングでテコ入れ事例5. ローソン:売上31位のほろにがショコラブランを売り続ける理由事例6. 大阪ガス:コールセンターの依頼内容から修理に必要な部品を割り出す事例7. 城崎温泉:観光客のニーズをつかみ売上増事例8. 株式会社開園システム:タクシー乗務員用アプリで機会獲得&業務効率化事例9.カルフォルニア州オークランド:犯罪データを蓄積して、未然に予防事例10. 楽天:レコメンドだけでなくランキングの更新頻度とジャンルの細分化で売上向上事例11.ホームセンター:従業員の配置を調整して売り上げ15%アップ事例12.コールセンター:休憩中のスタッフ同士の雑談を増やして売り上げ27%アップ事例13.ヤクルト社:自社商品による顧客の奪い合いを解消して売り上げ20%増加事例14.アンデルセン:データから製造量を決定し売り上げ増加事例15.石川県羽咋市:農業で人工衛星の画像データを活用して収益アップおまけ. データを扱う上での注意点定量だけでなく定性的なデータも見る必要がある相関関係ではなく因果関係が重要まとめ ▼ビッグデータの活用で得られる価値の例 ・業務フローの最適化によるコストの削減 ・商品の組み合わせ変更による売り上げの最大化 ・未来の売り上げ予測 ・事業の問題や課題箇所の特定 ・新たな仮説や可能性の発見 楽天、ローソンのビッグデータ活用事例も本記事に掲載しているので、参考にしてみてください。 ビッグデータは今テクノロジーの進化によって注目されている ビッグデータと聞いて「ただの膨大なデータだ」「今までと何が違うのか?」「なぜ今更話題に上がっているのか?」と考える方もいるのではないでしょうか。 今ビッグデータが注目されているのはテクノロジーの進化によってデータを使ってできることが増えたためです。 テクノロジーの進化によって、 1.今まで取得できなかったデータを取得できるようになった 2.今まで記録や保存が難しかった量のデータを管理できるようになった 3.今まで活用できなかった量のデータを処理できるようになった ということがあげられます。 たとえば、スマホの登場により皆さんの日々の活動データを取得できるようになりましたし、それを記録するデータベースの容量も日々増加しています。さらにこれらを組み合わせて分析するためのCPUやメモリも進化しているため、膨大なデータを処理・活用することができるようになりました。 最近は中小企業もビッグデータを活用 近年、ビッグデータ活用の機会は確実に身近になってきています。以前は実際のところ、膨大なデータを溜め込むことも、企業に適した分析を行うことも相当のコストがかかり、主にビッグデータを活用しているのは大企業でした。 プロフェッショナルがビッグデータ活用を伴走支援「ビザスクpartner」 「ビザスクpartner」は、14万人を超える業界有識者の知見やノウハウを業務委託契約で「必要な期間」、「必要な頻度」活用できるサービスです。 ビッグデータを活用し生産性向上、業務効率化を成し遂げたい方に対して、現役の外資ITコンサル、DXコンサルが伴走支援してくれます。 今回は「ビザスクpartner」のサービス資料をご用意しました。気になる方は、以下リンクから資料をダウンロード(無料)してみてください。 『ビザスクpartner』のサービス紹介資料をダウンロード(無料) 最近では中小企業がビッグデータを活用している事例も出てきており、これもビッグデータの注目度が高まってきている要因と考えられます。(参考:アクセス解析ツールの一覧 ≫) 事例1. ダイドードリンコ:アイトラッキング分析と 購買データの組み合わせで売上が前年比1.2%増 消費者の視線を分析し、商品の配置を変更 ダイドードリンコはZの法則に従い、主力シリーズ「ブレンドシリーズ」を左上に配置していました。しかし、自動販売機にアイトラッキングを取り付けて調査したところ、自動販売機に限っては下段に視線が集まることが分かりました。 その後、下段に主力製品を配置したところ、売り上げが前年比1.2%増となりました。このように常識と考えられている事柄も、ビッグデータを分析することで覆る可能性があります。 参考:これまでの常識をくつがえすビッグデータ分析シリーズ ~第一回:常識にとらわれない発見で売り上げ増加~|ビッグデータマガジン 事例2. TRUE&CO:自分の体ににあったブラをオンライン購入できるシステムを開発 TRUE&COは、過去の顧客の注文と返品データを分析することで、メーカーによるサイズのばらつきなどを数値化し、オンラインで、自分の体にフィットするブラジャーを購入できるシステムを開発しました。ユーザーは初回アクセス時に日頃着用しているブラジャーのブランド名とサイズ、好みのフィット感、服のサイズなどの情報を入力することで、以降は、その人にフィットする商品のみが表示されます。 このように、精度の高いパーソナライズを実現するためにもビッグデータは活用されています。 参考:ビッグデータ活用で売上を伸ばすオンライン小売業の成功事例|JNEWS.com 事例3. スシロー:皿にICタグをとりつけ、レーンに流れる寿司の鮮度や売上状況を管理し売上向上 スシローはすべての寿司皿にICタグをとりつけ、レーンに流れる寿司の鮮度や売上状況を管理しています。どの店で、いつどんな寿司がレーンに流されいつ食べられたのか、どのテーブルでいつどんな商品が注文されたのかなどのデータを毎年10億件以上蓄積することで、需要を予測し、レーンに流すネタや量をコントロールしています。 スシローのケースのように需要を予測することは、ビッグデータの代表的な使い方のひとつと言えます。需要を予測するということは、機会の獲得や無駄コストの削減につながるため、直接的に利益に跳ね返ります。 参考:ビッグデータの高速分析で、隠れていた課題や問題点を可視化回転寿司業界のNo.1を支える迅速な経営判断と店舗オペレーションを実現|アシスト| 事例4. GEO:王道的なビッグデータのクラスタリングでテコ入れ GEOは会員向けアプリをリニューアルすることでビッグデータを取得し、他社のネット通販やVOD(ビデオ・オン・デマンド)などの攻勢に立ち向かっています。具体的なデータの利用方法としては、会員を「趣味別」及び「売上貢献別」にクラスタリングすることで、趣味に応じたクーポンの発行やメールを送付し売上の向上を測ったり、新作DVDの仕入れを最適化しています。 このケースでは、個人の趣味と、同じ趣味を持つ人の傾向を蓄積することで、各々に最適なレコメンドを提供するCRMの一部としてビッグデータが活用されています。 参考:マーケティングにおけるビッグデータの位置付けを整理する(ゲオホールディングスの場合)|IDEAim|BusinessMemo4 さらにビッグデータを活用したレコメンドの成功事例を知りたい方は以下の資料をご覧ください。 事例5. ローソン:売上31位のほろにがショコラブランを売り続ける理由 ローソンはポンタの導入により、ビッグデータの分析が進んでいます。分析の結果、例えばほろにがショコラブランが「1割のヘビーユーザーが6割の売り上げを占めている」と分かりました。その分析結果をもとに、リピート率の高いほろにがショコラブランは、今も継続的に販売されています。 このケースでは、ビッグデータを活用することで、短期的に見ると売上の低い商品を、他の商品と比較しつつ長期的に観察することで、仕入れの最適化を行っています。扱う商品数が増えれば増えるほど、仕入れの管理は困難になるため、効率よく仕入れの最適化を行う上で、ビッグデータを活用が重要性を増してきます。 参考:今注目をあつめる「ビッグデータ」活用事例|feedforce全力ブログ...